今年も27日(木)から「読書週間」が始まりました。11月9日(水)までの二週間、学校や図書館・書店等で関連するイベントが開かれることと思います。近年囁かれている読書離れを食い止めるべく、各機関が様々な工夫を凝らしている模様。私たちが子どもの頃と比べ、読書環境は格段に良くなっています。その兆候が、表れ始めているようです。
というのも、先日公表された読売新聞社の「読書週間世論調査」で、月に一冊以上の本を読んだと答えた人の割合が54%だったのです。調査方式が2015年から変更されていますが、近年では比較的高い数値です。年によってバラツキがあり、何とも言えない要素がありますが、新たな読書習慣を支えるツールが市民権を得ています。
その新たな読書ツールが、電子書籍。かく言う私は、まだ電子書籍デビューを果たしていませんが、立ち読み感覚での利用が広がっているようです。「内容が気になるが、買うまでには至らない」という潜在層の掘り起こしに、大いに役立っている様子。私も漫画であれば、利用してみたいと思っています。
紙の書籍と電子書籍、それぞれに長短があります。読書家の悩みである蔵書という点では、電子書籍に大いに分がありそうですが、引用や参考にしたい箇所を探す際には、紙の書籍の方が便利なことも。ライトな利用であれば電子書籍、保存を前提にした利用であれば紙の書籍というように、役割分担が馴染むのではないかと思っています。
個人的には、図書館も積極的に利用したいのですが…私の地元の図書館が、利用勝手が良いとはどうしても思えないのが残念です。JR金町駅には葛飾区中央図書館があり、非常に充実しているとは聞いていますが、葛飾区民でない自分にとっては、気兼ねしてしまうのです。公立図書館の充実を切に願ってやみません。
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