先日の読売新聞で、子どもの学習意欲について興味深い記事を目にしました。公文教育研究会が、小学1~3年生の子どもがいる母親を対象に行った調査で、子どもが勉強に前向きに取り組むようになったきっかけが、明らかに。対象が幼いと思わない訳ではないですが、調査結果を見ると、高学年や中学生にも当てはまると思われるだけに、ご紹介致します。
何といっても、子どもが達成感を実感することが、やる気に火を付けるようです。当然と言ってしまえばそれまでですが、実際に自分の子どもが伸び悩んでいる姿を目にすると、何を優先に意図して子どもと向き合えばいいのか、分からなくなることも。ゴールが見えれば、そこに至るプロセスに必要なことも見え始めてくると思います。
この記事で改めて見えてくるのは、アウトプット(結果)の重要性。「昨日までできなかった問題が、今日はできるようになった」という経験が、子どもたちのやる気を高める一番の要因になります。その繰り返しを通じて、学力向上が実現されます。結果の好循環を生み出すことで、子どもの可能性を一歩一歩高めることが、目指すべき姿です。
加えてこの調査では、「勉強に向かわせる上で工夫していること」も公表されていました。やはり「ほめる」ことがトップにあげられましたが、「自覚を促す」ことも同程度の模様。自覚の問題は、できる子どもには有効ですが、つまづいている場面では、子どもの頑張りを評価するほうが、良いと思います。新学年のスタートを、心機一転で迎えたいものです。
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