中高生のお子様がいる保護者の悩みで多く寄せられるのが、ネットやSNSとの付き合い方。小学生であれば、親の管理も行き届くことが多いと思いますが、中学生以降となると、なかなか管理が難しいと思います。子どもを信用しない訳ではないのですが、勉強への悪影響を始め、いじめや性犯罪にも繋がる要素であるだけに、教育関係者も頭が痛い問題です。
先日の新聞紙面で、興味深い記事を見つけました。千葉県柏市では、いじめや犯罪に繋がる書き込みがあった場合には、保護者に連絡される取り組みを始めたそうです。子どものプライバシーの問題もありますが、概ね肯定的に評価されている模様。常に子どもを見守ることが難しい場合には、有効な手段であると思いました。
もう一件は、埼玉県越谷市立平方中学校での取り組み。生徒会が中心となり、どうすれば印象の良いやり取りができるかを子どもたちが考え、LINEのスタンプを作る等、メディアリテラシー教育にも繋がる点に、新たな可能性を感じました。校長曰く、必要以上に警戒するのではなく、効果的なSNSの使い方を学ぶことが、コミュニケーション能力の向上にも繋がるという見解には、なるほどと思いました。
勉強への悪影響も考えると、子どもとSNSとの付き合いを巡っては、やはり親の関与が一定レベルで必要だと思います。お互いをフォローすることから始め、学校のことや友人関係・勉強での課題と併せて、コミュニケーションを図る機会を意識的に作る場面から始めてみては、いかがでしょうか。まずは、時間管理からトライして下さい。
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