毎週見ている日曜朝の「ワイドナショー」で、継続的に取り上げられているプロ・バスケットボールのBリーグ。バスケ人口は多いにも関わらず、日本ではプロリーグが注目が集まっていない状況に、Jリーグの仕掛け人・川口氏が先頭に立って改革を行い、Bリーグが本格始動することに。元Jリーガーの前園氏もサポーターとなって、応援してきました。
正直、野球以外のスポーツは詳しくないので、最初はあまり興味がなかったのですが、熊本ヴォルターズの存在と選手や関係者の苦悩を知り、関心を持つようになりました。ご存知の通り、4月に起きた熊本地震の影響で、厳しい環境に拍車が掛かることとなり、Bリーグ開幕に間に合うのかとハラハラしながら、見守ることになりました。
先日のワイドナショーでは、24日(土)の開幕を前に地元・熊本での盛り上がりとヴォルターズのリーダー・小林選手の意気込みが伝えられました。子どもたちが元気にバスケに興じる姿と、足に怪我を抱えつつ熱い思いを語る小林選手の言葉が、胸に突き刺さりました。改めてスポーツが持つ大きな可能性に、こちらも胸が熱くなりました。
思えば、私が大好きな野球でも、東日本大震災が起きた年に東北楽天ゴールデンイーグルスが、悔しさをバネに日本一となって被災者を大いに勇気づけたことは、記憶に新しいと思います。被災を通じて人々の繋がりが密になったことで、応援の力も更に強くなり、選手とファンが一体となった結果、実現した日本一に感動した方も多いのでは。
ヴォルターズの今後に期待したいと思うのは、震災を乗り越える人々の繋がりに、突き動かされる思いが生じるから、というのは月並みな考えですが、人間の可能性はまさにこうした際に見出されるのではないでしょうか。多くの子どもたちが、スポーツや音楽に魅了されるのは、こうした繋がりから生まれる可能性に何かを感じるからだと思います。
一方で、勉強にも子どもたちの可能性を大きく開花させる力があるのですが、子どもの頃にはそのことを実感できる場面が非常に少ないので、孤独で辛い取り組みと感じざるを得ないのが、多くの子どもたちの思いです。勉強もスポーツや音楽と同様に、人との繋がりを通じて新たな可能性を切り開く力があることを理解できれば、子どもの姿勢も変わるはず。
それ故、教育に日々向き合っている自分たちの役割の大きさを実感しています。「言うは易く行うは難し」であることは、十分に認識していますが、イーグルスやヴォルターズが見せてくれる勇気や感動を、勉強を通じて子どもたちに与え続けたいと改めて思う一時でした。
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